農業ブランディング

収入アップにつながる農業ブランディング

今まさに農業もブランディングの時代を迎えていますね。

けれど改めてブランディングって何でしょう。

簡単に言うと「消費者が商品に対して他とは違った良いイメージを持ってもらうことによって、価格で勝負することなく長期的な売り上げを確保できる体制を築き上げること」です。

農業でのブランド化は、まず何と言ってもどれだけ品質の高い作物を作ることができるかということです。その上で農産物を商品としてとらえ、ネーミングや包装まで含めて消費者の手に渡るとき、どんな風に自然のワクワク感を伝えられるか、といったことが大切ですね。

 山形県が生んだ自信作『つや姫』特別栽培農家だけが作ることが許される。

 

ブランディングのメリットは?

1、他の産地や農家との差別化ができる。

2、価格競争に巻き込まれない。

3、消費者がファン化し安定した販売ができる。直販も可能になって利益率が上がる。

4、売らせて欲しい、買わせてほしいと頼まれる。

5、将来の見通しが立ち後継者が育つ。

 こんなメリットの多いブランディングですが、外観だけがオシャレで品質が伴わないものになると、消費者の失望を招いてしまい安定した販売にはつながりませんね。

やはり一番大切なのは、素晴らしい品質であることです。

では、品質って具体的にはどんなことでしょう。

 

ブランディングできる品質とは?

1、おいしくて美しい(健康で肥沃な土からできた元気な作物本来のおいしさ)

2、安心安全(有機栽培や特別栽培。生産者の顔が見える。体にも環境にも良い)

3、適地適作(その地域の気候や土質に合った作物)

4、希少価値(自然物として採れる時期や数が限られる。いつでも、いくらでも、ではない)

5、ワクワク感がある(派手過ぎない、品質に合った「らしい」ネーミングとデザイン)

などがあげられます。

一見、デメリットのようにも見える農産物の不安定な側面は、だからこそ工業製品にはない魅力があるものです。

 

又、この他にも、ブランド化できる切り口は色々あります。

ブランティングできる特徴とは?

1、在来品種や新品種、希少品種など

2、こだわりの栽培方法、GAP取得

3、作物の大きさ、又は小ささ

4、栽培歴の長さ

5、環境の美しさ

こんなふうにアピールできるポイントは色々。

まずは自農園や地域の特性を良く調べ、「丹精込めた作物を打ち出して行ける、行きたい!」と思ったらブランド化にチャレンジするのはいかがでしょう。

特にその地域で昔から作られていたものなどは、その土壌や微生物にピッタリの環境なので、自然と美味しいものができているものです。

そんな作物に少しだけ磨きをかけてスポットライトを当ててあげましょう。

地域で取組む場合はチームを立ち上げるなどして、一定の期間をもって粘り強く作り上げる必要があります。

 皮ごと食べられるぶどうの先駆け、桃太郎生産組合の「桃太郎ぶどう」

 

もちろん個人農家もブランド化が可能、熱心にこだわりを持って作った作物を、独自のブランドとして販売されている方は多勢おられます。

私たちアルム農材は、そんなアグレッシブな生産者の皆様を支えて、これからは避けて通れない「有機減農薬」と品質アップの側面からブランディングのお手伝いをしています。

あまり難しく考えず、食べてみなければ分からない美味しさを、店頭で伝えられる手段と考えて、まずはワクワクと踏み出していくことが新しい世界への一歩となり、ステップアップにもつながって行きます。

 長崎 上野農園の贈答用パッケージ入り特別栽培イチゴ

 

参考:農林水産省・地域食品における 地域ブランド化の先進的取組事例集

参考:「農林水産物・地域食品の地域ブランドの現状と課題」農林水産省知的財産戦略チーム